はじめに次の節では、CommCell® ソフトウェア デプロイメント プロセスの概要について説明します。 システム要件を満たすコンポーネントをインストールする前に、製品のリリース ノートと、CommCell® コンポーネントに関するシステム要件およびインストール前要件をよくお読みください。システム要件とインストール前要件には、コンポーネントをインストールするのに必要な基本的な条件が記載されています。リリース ノートには、製品の使用前に注意すべき重要事項が記載されています。この情報を得るには、Books Online を参照してください。 CommCell® コンポーネントのインストールCommCell® コンポーネントは、次の順序でデプロイメントする必要があります。
その他のエージェントのインストール方法については、Books Online で適切なインストール手順を参照してください。 インストール処理では、CommCell® 構成内のすべてのコンポーネントを接続する CommServe ソフトウェアが常に最初にインストールされます。 次に MediaAgent がインストールされ、[ライブラリおよびドライブ構成] ウィンドウでストレージ ライブラリ、ドライブ、メディア、およびコピー マネージャの構成を行います。 最後に、管理するデータが含まれるコンピュータにエージェントがインストールされます。これらのエージェントは最後にインストールされます。このとき、CommServe® ソフトウェアおよび MediaAgent ソフトウェアが事前にインストールされている必要があります。 右のフロー図は、ソフトウェアのデプロイメントに必要な主な手順を示しています。 このガイドの使用方法CommCell クイック スタート ガイドに記載されている手順は、Windows オペレーティング システムを実行中の単独 (個別) コンピュータへの CommServe® サーバー ソフトウェア、MediaAgent、および File System iDataAgent コンポーネントのインストールについて説明しています。 クライアント コンピュータに複数のコンポーネントをインストールする場合は、インストール手順が異なります。 複数コンポーネントの選択インストール時に、複数のコンポーネントを選択する場合があります。ソフトウェアの共通パス、およびコンポーネント固有のパラメータを入力する必要があります。これにより、選択されたコンポーネントが正しい順序でインストールされます。たとえば、同じコンピュータを CommServe と MediaAgent の両方として使用する場合は、インストール プログラムは 1 回のセッションで必要なすべてのセットアップ パラメータを要求します。インストールをキャンセルしたり、インストールが失敗した場合は、インストールを再開することができます。インストールを再開するか、またはインストール処理をやり直すかは、ユーザーが選択できます。 柔軟性およびスケーラビリティソフトウェアは多数の構成に対応できる柔軟性を備えているので、データ管理と環境の要件に正確に合わせてデプロイメントできます。たとえば、コンピュータは CommServe® サーバーと MediaAgent の両方として機能することができます。ニーズの増大に応じて、MediaAgent、ライブラリ、およびクライアント コンピュータを追加することができます。 |
ソフトウェアは、Windows、NetWare、Unix、および Linux コンピュータから構成される異種コンピューティング環境をサポートするので、次のシナリオでは、このような環境へのデプロイメントが可能です。
これらのコンポーネントの詳細については、Books Online を参照してください。