CommCell® ソフトウェア デプロイメント


概要

はじめに

その他のデプロイメント シナリオ


概要

はじめに

次の節では、CommCell® ソフトウェア デプロイメント プロセスの概要について説明します。

システム要件を満たす

コンポーネントをインストールする前に、製品のリリース ノートと、CommCell® コンポーネントに関するシステム要件およびインストール前要件をよくお読みください。システム要件とインストール前要件には、コンポーネントをインストールするのに必要な基本的な条件が記載されています。リリース ノートには、製品の使用前に注意すべき重要事項が記載されています。この情報を得るには、Books Online を参照してください。

CommCell® コンポーネントのインストール

CommCell® コンポーネントは、次の順序でデプロイメントする必要があります。

  1. CommServe® ソフトウェア (詳細な方法については、「CommServe® ソフトウェアのインストール」を参照)
  2. MediaAgent ソフトウェア (詳細な方法については、「MediaAgent のインストール - Windows」を参照)
  3. File System iDataAgent ソフトウェア (Windows File System iDataAgent のインストール方法については、「Microsoft Windows File System iDataAgent のインストール」を参照。

その他のエージェントのインストール方法については、Books Online で適切なインストール手順を参照してください。

インストール処理では、CommCell® 構成内のすべてのコンポーネントを接続する CommServe ソフトウェアが常に最初にインストールされます。

次に MediaAgent がインストールされ、[ライブラリおよびドライブ構成] ウィンドウでストレージ ライブラリ、ドライブ、メディア、およびコピー マネージャの構成を行います。

最後に、管理するデータが含まれるコンピュータにエージェントがインストールされます。これらのエージェントは最後にインストールされます。このとき、CommServe® ソフトウェアおよび MediaAgent ソフトウェアが事前にインストールされている必要があります。

右のフロー図は、ソフトウェアのデプロイメントに必要な主な手順を示しています。

このガイドの使用方法

CommCell クイック スタート ガイドに記載されている手順は、Windows オペレーティング システムを実行中の単独 (個別) コンピュータへの CommServe® サーバー ソフトウェア、MediaAgent、および File System iDataAgent コンポーネントのインストールについて説明しています。

クライアント コンピュータに複数のコンポーネントをインストールする場合は、インストール手順が異なります。

複数コンポーネントの選択

インストール時に、複数のコンポーネントを選択する場合があります。ソフトウェアの共通パス、およびコンポーネント固有のパラメータを入力する必要があります。これにより、選択されたコンポーネントが正しい順序でインストールされます。たとえば、同じコンピュータを CommServe と MediaAgent の両方として使用する場合は、インストール プログラムは 1 回のセッションで必要なすべてのセットアップ パラメータを要求します。インストールをキャンセルしたり、インストールが失敗した場合は、インストールを再開することができます。インストールを再開するか、またはインストール処理をやり直すかは、ユーザーが選択できます。

柔軟性およびスケーラビリティ

ソフトウェアは多数の構成に対応できる柔軟性を備えているので、データ管理と環境の要件に正確に合わせてデプロイメントできます。たとえば、コンピュータは CommServe® サーバーと MediaAgent の両方として機能することができます。ニーズの増大に応じて、MediaAgent、ライブラリ、およびクライアント コンピュータを追加することができます。

その他のデプロイメント シナリオ

ソフトウェアは、Windows、NetWare、Unix、および Linux コンピュータから構成される異種コンピューティング環境をサポートするので、次のシナリオでは、このような環境へのデプロイメントが可能です。

これらのコンポーネントの詳細については、Books Online を参照してください。